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山火事の被害を最小限に留める方法

自分が山中にいる時に山火事に遭遇・・・なんて事が起こる可能性は極めて低いですが山火事が発生すると火はどんどんと森を焼き尽くし、その速度は時速22kmで広がっていくと言われています。
そんな状況下で無事に生き残る術を考えてましょう。

山火事の発生原因はの85%は人為的な山火事

山火事は一般的には自然災害と言われていますが自然発火による山火事は山火事全体の15%に過ぎないと言われており、ほとんどが人による火の不始末によるものなのです。

自然に発生する山火事というのは通常空気が非常に乾燥した干ばつ状態で天気が良い時に起こる事が多いとされています。
草木が乾燥しそれらの植物が火の燃料となってしまうのです。
さらに風の影響も大きく火の勢いを加勢する事になり、一気に燃え広がらせていきます。
さらに夏の暑い気候も炎の勢いを加勢する原因にもなります。

山火事は自然発火であろうが人為的な発火であろうが三つの条件がそろわなければ山火事にはなりません。

火事が起こる三つの要素

  1. 可燃物
  2. 熱源
  3. 酸素

ここでいう”可燃物”は火を燃え広がらせる草木になります。
山林のように草木が多く可燃物が豊富な場所で火事が発生すると火は凄まじい勢いで燃え広がってしまいます。

“熱源”は火花を出したり点火してしまうほどの高温の物質があたります。
自然発火の場合は太陽光などがこれにあたり、人為的発火の場合は火の不始末などが熱源にあたります。

“酸素”はどこにでも存在している空気から供給され火をより遠くへと延焼させてしまいます。
森林火災や草原火災もそうですが一般的な火災も含めて対策方法を知っておくべきではないでしょうか。

予防策

防衛ラインの設定

居住する建物の周囲9mの範囲に火災の原因となる全ての可燃物を排除する事です。(よほど土地の広さに余裕がないとできませんが・・・)
また、雨樋に枯葉などの草木が溜まっていないようにすることも大切で火災によって降り注いでくる火の粉からの延焼をシャットアウトしましょう。

居住する地域の情報をキャッチする

いつ起こるかわからない火災の情報をいち早くキャッチする事も重要です。
SNSなどの活用や地元のラジオをかけておく事も情報をキャッチする上では重要になってきます。

避難

山火事の広がり具合が人の手に負えないぐらいに広がってくると居住地域の間近に迫ってくる前に避難する必要が出てきます。
でもここでよく考えてください。非難すると時に常に風下に逃げてしまっては炎に追いつかれてしまうのです。
ではどうすれば?答えは簡単で日迫りくる火から遠ざかる為に日に背を向けて逃げたくなりますがここは風を体の側面で受けられる方向へ逃げるようにしましょう。
そうする事で日の延焼方向(広がるスピードが速い方向)を避けて逃げる事ができるのです。
また火は下り坂よりも上り坂の方が燃え広がるスピードが格段に速いので下り坂を意識して逃げる方が安全なのです。
可燃物の多くない方向へ逃げる事も忘れず出来る事なら全身を水でぬらしておくだけでも火傷による被害を最小限に抑える事ができます。
最終手段ではありますが排水管や地形のくぼみ、洞窟などに身を隠しておく事も炎を回避する事につながる為、今までもこういった方法で山林火災から逃げ延びた人も多くいます。

山火事に遭遇する事自体が非日常的ではありますが登山やハイキング中、キャンプ中に山火事に遭遇といった事も考えると事前に考えておいても損はないと思います。

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